確かな転職計画を持つためには、当面の失業期間の金銭的やりくりをどうするかが大事になってくる。家族のある人ほど、この問題は捨てておけない。そこで、失業給付がどのくらいの額になるかを事前に計算しておくことも必要だ。そうむずかしくはないので、あらましを説明しておこう。雇用保険の給付では、支給金額の算定を日割で行うしくみになっている。一日いくら、というやり方で、これを「基本手当日額」と呼んでいる。この算定は、離職した日の直前六ヵ月間に支払われた賃金(給与が対象で賞与等は含まない)の合計を百八十日で割り「賃金日額」を算出し、これを雇用保険で定められた「基本手当日額表」にあてはめて決定する。基本手当日額は、賃金日額のおよそ六〇〜八〇パーセントが通例で、賃金総額が低い人ほど支給率は厚くなってくる。たとえば、賃金日額七七五〇円に対しては基本手当日額は四六五〇円、三六九〇円の人の場合では二八三〇円といった具合になるわけだ。この基本手当日額にも、最高額と最低額はあって、それぞれが七三三〇円、二五七〇円と決まっている。これだけわかれば、自分の例ではだいたいいくらの給付が受けられるのか算定はできるはずだ。
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